糸リフトとウルセラの違い — 仕組みと併用するときの間隔

執筆: EDITION Plastic Surgery | 公開日: 2026/9/29

ウルセラは超音波の熱エネルギーで肌の層に働きかけ、糸リフトは糸で下がった組織を直接引き上げます。仕組みの違い、どちらが向いているかを分ける考え方、併用は基本の組み合わせではないこと、そして糸リフトのあとにウルセラや高周波の施術を受けるまでの一般的な間隔をまとめました。

糸リフトとウルセラは、どちらも「リフトアップ」の施術として紹介されることが多いものの、仕組みはまったく異なります。ウルセラは超音波の熱エネルギーで肌の層に刺激を与える方法で、糸リフトは糸を使って下がった組織を直接引き上げる方法です。

目的が違うため、2つを組み合わせることもあります。その場合は順番と間隔を考える必要があり、糸リフトのあとにウルセラを受けるのであれば、一般的には4〜6週間の回復を待ってからが目安です。ただしこれは一般的な基準で、実際の時期は担当医と相談して決めます。

このページでは、2つの仕組みの違い、どちらが合うかを分ける考え方、併用するときの間隔について、ソウル・江南駅10番出口から徒歩1分のエディション美容外科の考え方をもとに整理します。

ウルセラのような機器による施術は熱で肌の層に働きかけ、糸リフトは組織の位置そのものを動かします。たるみの中心が組織の下がりなのか、肌の弾力の低下なのかによって、向いている方法が変わります。両方を行う場合も、併用は診断の結果として選ぶものであり、糸リフトのあとの機器施術は4〜6週間ほど回復を待つのが一般的な目安です。

糸リフトとウルセラは、何が違うのですか

大きな違いは、「何に」「どうやって」働きかけるかです。ウルセラ(超音波)やサーマクール(高周波)のような機器は、熱エネルギーで肌の層を刺激します。一方、糸リフトは溶ける糸を皮膚の下に入れ、下がった組織を物理的に引き上げる非切開の施術です。

項目糸リフトウルセラ(超音波)高周波リフト
仕組み糸で下がった組織を物理的に引き上げる超音波の熱エネルギーで肌の層を刺激する高周波の熱エネルギーで肌の層を刺激する
おもに働きかけるもの下がった組織の位置肌の層肌の層
糸リフト後に受ける場合の目安—4〜6週間の回復後(一般的な基準)少なくとも4〜6週間後

糸リフトには、引き上げとあわせてコラーゲンの生成を促し、肌の弾力を整える働きも期待されています。ただ、それは糸で組織を引き上げることが主軸にあったうえでの話で、機器のように熱で肌の層に働きかける施術とは出発点が異なります。

自分に向いているのはどちらか、何で決まりますか

分かれ目になるのは、たるみの中心がどこにあるかです。当院では、たるみの原因を「肌そのものの弾力の低下」「脂肪の位置の変化」「組織を支える靭帯のゆるみ」の3つに分けて見ていきます。

脂肪の位置が下がっていたり、組織を支える力がゆるんでいたりして、組織そのものが下がっていることがおもな悩みであれば、糸リフトが検討の中心になります。一方、肌そのものの弾力の低下が目立つ場合は、サーマクールのような高周波の施術やスキンブースターを検討することがあります。当院では、これらの肌の施術はリフトを担当する院長とは別に、肌・プチ施術を担当する医師が受け持っています。

実際には、原因がひとつだけということは多くありません。どの原因がどの程度重なっているかを診察で確認することが、方法選びの出発点になります。

糸リフトとウルセラを併用することはありますか

目的が異なるため、2つを組み合わせることはあります。ただし当院では、併用を最初から決まった組み合わせとしてはご案内していません。併用は、診断の結果として必要と判断された場合に選ぶものです。

たるみ、つまり組織の下がりだけが問題であれば、糸リフト単独で十分なことも多くあります。肌の弾力の低下も同時に目立つ場合に、はじめて機器の施術を組み合わせるかどうかを検討します。組み合わせるかどうかも、その順番も、カウンセリングで状態を確認してから決めます。

糸リフトのあと、ウルセラはいつから受けられますか

糸リフトのあとにウルセラを受ける場合は、4〜6週間ほど回復を待ってからが一般的な目安です。高周波によるリフトも、少なくとも4〜6週間後に行います。実際の時期は、施術後の状態を見たうえで担当医と相談して決めます。

糸リフトの後は、平均的な経過として、腫れやつっぱり感が3〜7日ほど続き、一時的なでこぼこは1〜2週間で多くが落ち着きます。組織が安定して自然になっていくまでには1〜3か月ほどかかり、強い圧をかけるケアは少なくとも3か月は控えていただきます。

最近、ほかの機器施術を受けたばかりの場合はどうなりますか

レーザーや高周波などの施術を最近受けた場合も、それだけで糸リフトができなくなるわけではありません。当院では、組織の回復状態を確認したうえで、糸リフトを行う時期を決めます。

カウンセリングでは、受けた施術の種類と時期をできるだけ具体的にお伝えください。ヒアルロン酸などのフィラー、脂肪注入、以前の糸リフトの経験がある場合も同じで、施術の種類・時期・現在の組織の状態を確認して計画に反映します。

糸リフト当日の流れと、その後の過ごし方は?

糸リフトは、カウンセリングからお顔の分析とデザイン、写真撮影、麻酔、施術、回復と経過の確認、注意事項のご案内と帰宅までの7つのステップで進みます。カウンセリングはおよそ20〜30分、施術はおよそ15〜20分です。

麻酔は局所麻酔が基本で、不快感をやわらげたい場合は短時間の睡眠(鎮静)麻酔を併用することもあります。翌日からは出勤や洗顔、軽いメイクが可能で、運動・飲酒・サウナは約2週間後から再開できます。

カウンセリングでは、何を伝えておくとよいですか

糸リフトとウルセラのどちらが合うか、あるいは組み合わせるかどうかを判断するために、次のような点をカウンセリングでお伝えいただくと、話が具体的になります。

  • 特に気になっているのは、フェイスラインや頬の下がりなのか、肌のハリなのか
  • これまでに受けた機器の施術や注入、糸リフトの種類と時期
  • 施術後に控えている大切な予定があるかどうか

結婚式や面接など大切な予定がある場合、糸リフトは少なくとも1週間前、できれば2〜3週間前に受けていただくことをおすすめしています。腫れやつっぱり感が落ち着く3〜7日と、一時的なでこぼこが落ち着く1〜2週間を踏まえた目安です。機器の施術を組み合わせる場合は、その間隔も含めて予定を立てる必要があるため、早めにご相談ください。

よくある質問

ウルセラを受ければ、糸リフトは必要なくなりますか?

働きかける対象が異なるため、どちらかがもう一方の代わりになるとは限りません。組織の下がりが中心なのか、肌の弾力の低下が中心なのかを診察で確認してから判断します。

糸リフトのあと、ウルセラまではどのくらい空ければよいですか?

一般的には4〜6週間ほど回復を待ってからが目安です。実際の時期は、施術後の状態を見て担当医と相談して決めます。

高周波のリフトも同じ間隔ですか?

高周波によるリフトも、糸リフトから少なくとも4〜6週間後に行います。

併用したほうが、仕上がりはよくなりますか?

併用は診断の結果として必要な場合に選ぶもので、基本の組み合わせではありません。組織の下がりだけが問題であれば、糸リフト単独で十分なことも多くあります。

最近レーザーを受けましたが、糸リフトを相談できますか?

ご相談いただけます。組織の回復状態を確認したうえで、糸リフトを行う時期を決めます。受けた施術の種類と時期をお伝えください。

糸リフトの持続期間は、どのくらいですか?

糸の種類によって目安が異なり、PDO糸(シルエットフィックス・ミント)は約6〜8か月、シルエットソフトとアプトスは約1年〜1年6か月です。持ちには個人差があります。

施術中は、どのような感覚がありますか?

局所麻酔の状態では、痛みというよりも、引っぱられる感じや押される感じとして受け止める方が多くいます。感じ方には個人差があります。施術後の2〜3日ほどは、つっぱり感や重だるさが出ることがあり、必要に応じて鎮痛薬を処方します。

睡眠麻酔は必ず使うのですか?

基本は局所麻酔で、不快感をやわらげたい場合に短時間の睡眠(鎮静)麻酔を併用することがあります。使うかどうかは、状態を確認したうえでカウンセリングで決めます。

監修医について

ハン・デヒ院長(Dae-hee Han, MD) — 形成外科専門医(専門医 第2045号・2014年3月3日取得/医師免許 第100394号・2009年2月26日取得)。亜洲大学校医科大学 修士。台湾・長庚記念病院 顱顔面センターにて研修(2013年)、米国フロリダ大学 IFAAS Mini Fellowship(2016年)。カウンセリング・施術・経過確認は院長本人が行い、費用のご案内はカウンセリング担当者が行います。

最終確認日:2026-09-28

クリニック情報

エディション美容外科(Edition Plastic Surgery Clinic & Dermatology)
〒06614 大韓民国 ソウル特別市 瑞草区 江南大路407 OPUS 407ビル 6階
江南駅10番出口から徒歩1分
TEL +82-2-591-0100 ・ editionprs@gmail.com
診療時間:月〜金 10:00〜19:00 ・ 土 10:00〜17:00 ・ 日曜・祝日休診

ご注意

結果には個人差があります。出血・感染・腫れ・左右差・瘢痕などが生じることがあります。専門医による十分なカウンセリングを受けたうえでご判断ください。

このページは一般的な医療情報であり、診断や特定の結果を約束するものではありません。費用は対面でのカウンセリング後にご案内します。