フィラーや脂肪注入の経験があっても、それだけで糸リフトが受けられなくなるわけではありません。種類・時期・部位・現在の状態をどう確認し、残ったフィラーの位置が糸の経路にどう関わるのか、脂肪注入後に慎重になる理由、以前の糸やレーザーの扱いまで整理しました。カウンセリング前にメモしておきたい項目も紹介します。
ヒアルロン酸などのフィラーや脂肪注入を受けたことがあっても、それだけで糸リフトが受けられなくなるわけではありません。エディション美容外科では、以前の施術の種類、時期、部位、そして現在どのような状態で残っているかを確認したうえで、糸リフトを行うかどうか、行う場合はどの経路と方向で糸を入れるかを判断します。
とはいえ、「以前に何を入れたか」は、糸リフトの設計に直接かかわる情報です。とくに頬の奥(深頬)や口元のまわりにフィラーが残っている場合は、その位置を踏まえて糸の通り道と方向を決めることになります。
このページでは、フィラーと脂肪注入を中心に、カウンセリングで確認すること、判断が分かれるポイント、事前に整理しておきたい情報をまとめました。以前に入れた糸や、レーザー・高周波の施術歴についてもあわせて触れます。
施術歴は、糸リフトを「受けられるかどうか」を決める条件というより、「どう設計するか」を決める材料です。フィラーは残っている位置が糸の経路に影響し、脂肪注入は組織が落ち着いているかどうかが判断の分かれ目になります。どちらの場合も、種類・時期・部位・現在の状態を確かめてから方針を決めます。
フィラーや脂肪注入の経験があっても、糸リフトは受けられますか?
施術歴があるという理由だけで、糸リフトが受けられないということはありません。エディション美容外科では、以前の施術の種類と時期、現在の組織の状態を確認し、そのうえでカウンセリングを通して決めます。
大切なのは、「経験があるかどうか」ではなく「今どうなっているか」です。同じフィラーの経験でも、入れた部位や残り方によって、糸リフトの設計は大きく変わります。
ヒアルロン酸などのフィラーの経験があると、何を確認しますか?
フィラーの経験がある場合、エディション美容外科ではその種類、注入した時期、部位、そして現在どのくらい残っているかを確認します。
とくに頬の奥(深頬)や口元のまわりにフィラーが残っている場合、その位置は糸を通す経路や引き上げる方向と重なりやすいところです。そのため、残っているフィラーの位置を確かめたうえで、糸の通り道と方向を設計に反映させます。
フィラーの経験を伝えずに施術を受けると、こうした調整ができません。記憶があいまいでも、覚えている範囲でお知らせいただくことが、設計の精度につながります。
脂肪注入を受けたことがある場合は、何が違いますか?
脂肪注入の場合、判断の分かれ目になるのは「組織が落ち着いているかどうか」です。注入して間もない時期は組織がまだ安定していないため、エディション美容外科では糸リフトを慎重に検討します。
注入から十分な時間が経ったあとに、組織が安定しているかを確認してから、糸リフトを行うかどうかを決めます。どのくらいの期間を目安にするかは一律ではなく、注入した部位や現在の状態によって変わるため、診察のうえで判断します。
以前の糸や、レーザー・高周波の施術歴はどう扱いますか?
以前に糸リフトを受けたことがある場合は、糸の種類、施術の時期、組織の状態を確認してから判断します。以前の糸を取り除くことが必須というわけではありませんが、確認をしないまま新しい糸の計画を立てることはしません。
レーザーや高周波の施術を最近受けた場合は、組織がどのくらい回復しているかを確認したうえで、糸リフトの時期を決めます。施術歴ごとの確認ポイントを整理すると、次のとおりです。
| 施術歴 | 確認すること | 糸リフトの判断との関わり |
|---|---|---|
| ヒアルロン酸などのフィラー | 種類・注入した時期・部位・現在残っている状態 | 深頬や口元のまわりに残っていれば、糸の経路と方向の設計に反映する |
| 脂肪注入 | 注入からの経過・組織が安定しているか | 注入直後は慎重に検討し、十分な時間をおいて安定を確認してから判断する |
| 以前の糸 | 糸の種類・施術の時期・組織の状態 | 除去が必須ではないが、確認なしに新しい糸の計画は立てない |
| レーザー・高周波 | 最近受けたかどうか・組織の回復状態 | 回復の状態を見て、糸リフトの時期を決める |
施術歴があると、糸の選び方は変わりますか?
糸の種類は、施術歴そのものより、今のたるみのタイプに合わせて選びます。崩れたラインを整えたいときは固定力のあるPDO糸(シルエットフィックス・ミント)、中顔面のボリュームを伴うたるみにはシルエットソフト、中顔面を中心に肌の質感の改善も期待したいときはアプトス、というように使い分けます。
そのうえで、フィラーや脂肪が残っている位置、組織の状態が、糸をどこにどの方向で入れるかに影響します。
施術歴があると、持続期間は短くなりますか?
糸リフトの持続期間は、施術歴の有無だけで決まるものではありません。目安として、PDO糸は約6〜8か月、シルエットソフトとアプトスは約1年〜1年6か月とされていますが、どちらも個人差があります。
エディション美容外科では、持続期間に影響する個人差として、皮膚の弾力、老化のスピード、生活習慣、体重の変化、施術部位、組織の状態、たるみの程度、糸の種類の8つを考えています。以前の施術によって組織の状態が変わっていれば、それもこの中の一つとして見ていくことになります。
ボリュームの減少もある場合、フィラーと組み合わせることはありますか?
たるみとボリュームの減少が同時に起きている方は少なくありません。糸で引き上げる施術は組織の位置を動かすもので、減ったボリュームを補うものではないため、その場合は糸リフトとあわせて、コラーゲンブースターやフィラーでボリュームを補うことを検討することがあります。
ただし、併用は診断の結果に応じて選ぶもので、最初から決まった組み合わせではありません。ほうれい線のように、たるみではなくボリュームの減少が主な原因になっている場合は、糸リフトが答えにならないこともあります。
カウンセリングの前に、何を整理しておくとよいですか?
以前に受けた施術について、「何を」「いつ」「どこに」受けたかを、わかる範囲でメモしておくと、カウンセリングがスムーズに進みます。フィラーであれば製品の種類、脂肪注入であれば注入した部位も、覚えていればお知らせください。
正確に覚えていなくても問題はありません。現在の組織の状態は、エディション美容外科のカウンセリングの中で確認します。カウンセリングは20〜30分ほどが目安で、施術歴の確認はその中の大切な項目の一つです。
よくある質問
フィラーを入れてから、どのくらい経てば糸リフトを受けられますか?
一律の期間を決めているわけではありません。フィラーの種類、注入した部位、現在どのくらい残っているかを確認し、糸の経路や方向の設計に反映できるかどうかを含めて判断します。
脂肪注入をしたばかりでも受けられますか?
注入直後は組織が安定していないため、慎重に検討します。十分な時間が経ったあとに、組織が安定しているかを確認してから決めます。
フィラーが残っていると、糸リフトはできませんか?
残っていること自体が理由で受けられなくなるわけではありません。深頬や口元のまわりに残っている場合は、その位置を踏まえて糸の通り道と方向を設計します。
以前入れた糸を取り除かないと、新しい糸は入れられませんか?
除去が必須というわけではありません。以前の糸の種類、施術の時期、組織の状態を確認してから判断します。
いつ何を受けたか、正確に覚えていません。
覚えている範囲で大丈夫です。現在の組織の状態は診察で確認しますので、わかることをそのままお伝えください。
ほうれい線にフィラーを入れていますが、糸リフトに切り替えたほうがよいですか?
ほうれい線は、たるみではなくボリュームの減少が原因になっていることも多く、その場合は糸リフトが答えにならないことがあります。原因を確認したうえで、どの方法が合うかをご相談します。
監修医について
ハン・デヒ院長(Dae-hee Han, MD) — 形成外科専門医(専門医 第2045号・2014年3月3日取得/医師免許 第100394号・2009年2月26日取得)。亜洲大学校医科大学 修士。台湾・長庚記念病院 顱顔面センターにて研修(2013年)、米国フロリダ大学 IFAAS Mini Fellowship(2016年)。カウンセリング・施術・経過確認は院長本人が行い、費用のご案内はカウンセリング担当者が行います。
最終確認日:2026-09-28
クリニック情報
エディション美容外科(Edition Plastic Surgery Clinic & Dermatology)
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ご注意
結果には個人差があります。出血・感染・腫れ・左右差・瘢痕などが生じることがあります。専門医による十分なカウンセリングを受けたうえでご判断ください。
このページは一般的な医療情報であり、診断や特定の結果を約束するものではありません。費用は対面でのカウンセリング後にご案内します。